Jacquard Scarf – Navy

「あの頃」を振り返ることは、山岸慎平にとって魅惑的なオルタナティブを追求する旅であり、その姿は否定と肯定の狭間にあるのかもしれません。これまでデザイン上の回顧主義に無関心を示してきたデザイナーは、この機に「もうひとりの自分と昔話をしながら未来を見ていた」のだと語りました。そして、BED j.w. FORDをとりまく昔日の影は、彼に辛苦と未来志向の情熱をもたらしていきます。

肌に触れた際に一切の不快感を与えないカシミヤのようなファインウールを使用したロングスカーフ。甘い密度で織られ、ウールの柔らかい風合いを損なうことなく、ジャガード織でかすりを表現。西陣織などに使われる風通織を採用する事により、表裏の同形の模様が反転し両面使いも可能なデザインに仕上がった。